事故の教訓

岐阜県⼤垣公園で、⾶⾏中のドローンが墜落してしまいました。 
多くの方が怪我をされたとの事ですが、頭に当たったにもかかわらず
死亡事故が起きなかったのが、不幸中の幸いだと思っております。
⼆度と同じ事故を起こさないためにも、そして万が⼀事故が発⽣した場合の
リスクを考えたいと思います。

航空法
航空法では、住宅密集地、イベント上空、物件投下の3つの許可が必要となります。
町のイベントですから、許可は取っているものかと思います。
ただ、これらの許可が出る条件としては、第三者の⼈、物の上空を⾶⾏させないこと、そ
して、ドローンと第三者とは安全距離を取る事(⼀般的には、最低限ドローンの⾼度と同
じくらいの安全距離が必要)が求められていると思います。

リスク管理
いつもお客さんに説明することですが、ドローンは落ちますと説明します。
安全を追求した実機航空機でさえ落ちるのですから、ドローンが落ちないわけありません。
⼈的なミスは、⼼がけや訓練、体制等により可能な限り防ぐことは出来ても、機体のトラブルの
ような受動的なものは100%防ぐことは出来ません。いくら整備しても、⾶⾏中に制御装置が
壊れてしまったら、操縦不能になります。電⼦回路というのは、場所にもよりますが例えば
コンデンサ1個壊れてしまえば正常に働かなくなります。もしくは、強い電磁波を受けて
内部の半導体が⼀度でも誤動作したらもうリセットかけるまでは復帰しません。
落ちることを前提にリスク管理をすることがとても⼤事。⼤勢の⽅がいる
イベントで、⼤型ドローンを⾶⾏させるわけですから、もっと安全距離もしくは、防護柵
等の設置対策が必要だったのではないでしょうか。

推定事故原因
本人は電波障害と言っているようですが、映像を⾒る感じでは、機体の制御装置(IMU)が
壊れてしまったか、ペイロードオーバによりIMUが制御範囲を超えて、機体のバランスを
崩してしまったか、どちらかではないかと思います。

操縦電波の混信という可能性であれば、ドローン側はフェールセーフ機能が働くはずです。
混信の可能性は低いと思われます。

ドローンは、ヘリコプタと違い、電気的に各モータの回転数を制御して姿勢を制御します。
そのため、ペイロードオーバの状態では、外乱等によりバランスを
崩すと、⼀気に制御を失う特性があるようです。
ドローンは、ペイロード以上の重量があってもホーバ―リング出来ます。
実際にどの位の余裕度で⾶⾏しているかは、わかりにくいのは確かです。
少なくてもメーカのSPEC内で運⾏する必要があります。
⻑年空ものラジコンを扱ってきていますが、本当にいろんな原因で落ちます。
ドローンも例外ではありません。